③コンプレックスを逆利用
続きです。
 
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室内トレーニングで他のハイスぺ男子に
埋もれて、くすぶっていたKマツ君。
 
いざ路上に出ると、すかさず
番ゲ・連れ出しを連発しはじめた。。
 
 
社長や高学歴エリートリーマンの中、
室内トレーニングではボロボロだったけど、
「ストリートでは勝てる!」
となったとたん、一挙に開花した。
 
医療系でやりがいのある仕事についてはいる。
しかし学歴の低さは一生ついて回る。
 
社会的地位や年収では
「上を目指せない・・」
 
世の中はそういう仕組みになっている。
諦めるしかない。。
 
ところが、
「ナンパで逆転できるかもしれない!」
と、希望に燃えだしたのでした。
 
こうなってくると、
学歴や社会的地位にコンプレックスが
強いほど、むしろ燃えるってことになる。
 
つまり、コンプレックスって逆利用できれば
これ以上ないブースト装置になるんですよね。
 
一般的には
「コンプレックスってなくすもの、消すもの」
とか安易に言われがちですが、
コンプレックスを利用するって視点があれば
「コンプレックスはあった方がいいし、
 ただ消してしまうのはもったいないもの」
ってなるわけです。
 
NLPで言うところの
ユーティライゼ―ション(全利用)
ってやつですね。
 
たとえば、
年齢や老け顔に引け目を感じてる人は、
それを隠そうとして若作りするより、
「どう有効利用するか?」を考える。
 
若作りしても若いやつや過去の自分には
勝てないわけですけど、
老けをアクセサリーにできれば
若いやつには絶対マネできない魅力を
発揮できてしまう。
 
 
 
 
 
 
この写真、同一人物なのですが、
左が25歳、右が35歳です。
 
ポイントは、右の写真は
わざと白髪にすることで、
40代後半~50代と実際の年齢より
10~20歳老けて見えるようにすることで
より肉体美が強調され、
「大ボス感」を演出、
モテ力を激増させています。
 
年齢にコンプレックスを感じている人ほど、
この種の転換ができれば、
「老け顔に引け目を感じていて、
 隠すようにこそこそ生きていたけど、
 全開にした方がモテまくる!」
となり、セルフイメージが激増、
「人生一発逆転させたぞ!」感が
エグいことになり、
モチベの大爆発が起こったり、
メンタルブロックが外れて
人生全体のパフォーマンスが向上する
ってわけですね。
 
 
で、Kマツ君がそんなふうに
コンプレックスからの反動で
びしばしナンパしだすと、
それを見せつけられた他のメンバーの
ハイスぺ男子たちは
「うっわ、オレらはオスとしては
 負けているぞ!!」
となります。
 
こうやって負い目を刺激し合うことで
普段はごまかしている
コンプレックスが暴かれ、
モチベを爆発させるリソースとして
使えるようになるってわけです。
 
モチベの爆発連鎖が起こる。
 
そんな感じで、
率先して結果を叩きだすことにより、
Kマツ君は自分を発奮させるだけでなく、
他のメンバーに強い刺激を与えました。
 
で、いざ路上トレーニング1回目を迎えます。
 
 

なんと、ただ番ゲするだけではなく、
「女子から奢ってもらう」
っていう、当初の目標にいきなり
初回から取り組みはじめたのでした。。
 
オレも
「奢られ力をつけるためには、
まずはジュースとかガムとか
買ってもらうことがやるといい。
いわゆる『小さなお願い』ってやつ」
と指導はしました。
つっても、それは
ある程度ナンパに慣れてきてから
取り組むものってつもりで
言ったのですが、
彼はいきなりやりだしたのです。。
 
やはりブースト効果が大きいですよね。
メンバーも湧いてるし、
「いきなり行ったれ!」
ってなれたようです。
 
ただでさえハードルが高いナンパ。
普通はちょっとでも負荷を下げようと
するものです。
 
「カネがない」
という自分のビハインド・コンプレックスを
むしろナンパの腕を磨きのために利用した。
 
コーラ×2、ソイジョイ、プロテインバー
と安いものばかりでも、
奢ってもらうって場合によっては、
番ゲするより難しいことだったりするんで、
これはバカになりません。
 
なぜなら一般の男子は、
「女子には奢らなければいけない」
「カネのないしょぼいやつだと思われたくない」
などという、
メンタルブロックがエグいわけですよ。
 
見栄とも直結するしね。
 
 
実は「奢られナンパ」には
とんでもない自己啓発性があって、
さらにはセレブを落とすことにも
繋がってくるのですが、
そこらへんは次回書きます!